当院で妊娠前から赤ちゃんを授かるために体調を整えるため治療を受けて頂いていて、妊娠後も週一回ペースで来院し、鍼とお灸で体調管理をしている患者様がおられます。

 

妊娠中の経過は妊娠初期に(当院へ再来院される前)つわりが少しあったものの、治療を再開してからはつわりも徐々に落ち着いてきて、その後は腰痛も一切なく順調そのものでした。

 

「ちゃんと治療をうけてるから順調そのものです。」と喜んで頂いていたのですが、28週くらいに逆子と言われたので、逆子の治療を開始しました。

それと同時に自宅でもお灸もちゃんとしてもらえるということになったので、これならすぐに治るだろうと、今までの経験から自信満々で経過をみることとしました。

 

ですが、30週になっても逆子が治らず。

 

次の31週になってもまだ治りません。

 

これはいよいよ本腰を入れねば!とよもぎ蒸しをしてもらうことにして、引き続き経過を追うこととしました。

 

その後も32,33,34・・・と週数は過ぎて、ついに帝王切開の手術予約をすることとなりました。一応予約はするものの、手術当日までに逆子が治っていれば手術はしなくてよいということだったので、ギリギリまで頑張りましょう!と引き続き鍼灸・よもぎ蒸しを続けることとしました。

 

その間も、患者さんは自宅で逆子体操とせっせとお灸をして頑張っておられました。

 

そして、本日治療にご来院頂いた時に

 

「先生、逆子治ってました!」と嬉しい報告が!

 

正直、ずっと通って頂いているのに逆子が治らないというのは中々に冷や汗ものだったのですが、無事に治って患者さんも私も一安心でした。

 

逆子に対して思う事

私自身は逆子の状態というのは、赤ちゃん自身が身を守るために逆子になっているのではないかと考えています。

というのも、逆子で悩んでいて帝王切開になって患者さんのお話を聞くと、首にへその緒が絡まっていたなどという話を聞くことも少なくありません。

 

ですから、無理に逆子を治そうとするのではなく、鍼灸やよもぎ蒸しであくまでも妊娠中の体の状態を整えることによって自然に回転するということを目的として治療をしています。

 

今回は鍼灸治療とよもぎ蒸しで心身共にリラックスできたのも良い結果に繋がった理由だと感じていますので、逆子でお悩みの方は鍼灸とよもぎ蒸しというのも一度お試してみて下さいね。

※当ブログ内で紹介されている施術の効果には個人差があります。

 

⇒私も温温鍼灸院で逆子の治療をしてみたい!という方はこちら。