野球チームに所属している患者様のお話です。

ある時、試合中に肩を痛めてしまったのですが、治療をしっかりと受けずに、痛みがある中でも仕事や趣味をだましだましやって来た結果、いつの間にか痛みで肩を体より後ろに動かせなくなってしまったということでした。

肩の動きを確認してみたところ、確かにボールを投げる時に、肩が全く後ろに行かない為全く投げることが出来ない状態です。

普通に考えると、かなり動きが悪くなってしまっている為、治療にもなかなか時間がかかりそうでした。

ですが、このタイプの肩の状態は、あるところをチェックして、治療することで劇的に肩が動くようになるケースがあります。

今回もそのケースでした。

一度の治療で劇的に肩が動くようになって、患者様も大喜びで、私も嬉しかったです。

では、肝心のあるところとはいったいどこなのでしょうか?

それはどこかというと…

痛みがある肩の反対側の股関節です。

これは、筋肉と筋膜のつながりから、肩関節の可動域が悪くなると、それに影響を受けて反対側の股関節が硬くなるのですが、股関節が先に悪くなって反対側の肩が動かなくなるケースもあります。

鍼灸治療の場合、そのつながりの部分にあるツボを使って筋と筋膜を緩めることで、劇的に症状が改善する訳ですね。

また、人間の体の不思議なところなんですが、このケースの場合、肩ばかり治療しても、あまり症状が改善しなかったりします。

もし、あなたの肩が痛くてなかなか症状が改善しない場合は、反対側の股関節のストレッチを試してみてくださいね。

※当院の施術効果には個人差があります。

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