腰痛でご来院頂いていた患者様が、ある時治療中に「10年以上前に捻挫したところが仕事終わりとかに痛むねんけど、どうにかならないかなあ?」とおっしゃられました。
そう言われると、何とかしたくなるのが治療家ってもんです。
「捻挫してから長い時間が経っているので、難しいかもしれないけどやってみましょうか。」ということで、さっそく治療をすることに。
はりの刺激が苦手な方なので、治療自体は非常にシンプルに軽い刺激で行いました。
では、その結果はどうだったかというと、1回目の治療でかなり楽になって、2回目の治療で症状が出なくなりました。
今回は出来過ぎなくらいの治療結果ですが、実は過去の捻挫の後遺症の治療経験から、上手くいけば比較的すぐに楽になって頂けるんじゃないかな?と思いながらも、過度に期待をさせるわけにもいきませんから、先ほどのように伝えていたのです。
捻挫してすぐの時は、外傷ですから、現在進行形で炎症が酷くなる状態なので、はっきりいって鍼よりもシップをしたり、冷やす方が良い時がほとんどです。
ですが、捻挫が治った後の痛みの場合は、鍼はとても良く効きます。
捻挫した後にまだ痛むときは、大抵捻挫した関節よりも、その関節に関係する筋肉や靭帯に異常な緊張状態が起きているので、それを解消してあげることによって、最初に述べた患者様のように、かなりの古傷でも比較的早く症状が改善するのです。
※当院の治療効果には個人差があります。
⇒同じように長年の捻挫の後遺症で悩んでいる、治すのを諦めてしまっている方はこちら