今年大学を卒業した20代の男性の患者様。

 

就職先はもう決まっており、研修が始まるまでの猶予期間に毎日のように夜通し遊び歩いているので身体のだるさが取れないという状態でした。元々お母さんが当院へ来院している患者様でしたので、息子さんのそのような状態を心配して来院を勧めたのがきっかけで当院へ定期的に来るようになりました。

 

初めて来院した前日も、徹夜で遊んでいたとのことで、身体の疲れがとにかく取れないと自覚していて、さすがにこれはヤバイという思いがあったようです。

診察してみたところ、身体には特に問題はなく、完全にただのむちゃくちゃな遊びによる生活の乱れからくる疲労でした。この時は、一度の治療で身体がめちゃくちゃ楽になってその日の晩も徹夜で遊びに行ってました(笑)

まあ、期限も限られていることですし、今しかそんな生活は出来ないという事でお母さんも容認していたので、その後も遊び疲れる⇒鍼をして楽になる⇒遊ぶというサイクルを繰り返していました。

 

ところが、新入社員の研修が少しずつはじまると、今度は違う症状が現れて来たのです。

 

それはどんな症状かというと、「眠れない」です。

 

徐々に近づいてくる入社の日とプレ研修のプレッシャー、そして休みの日は夜通し遊ぶ。という生活を送っていると、今度は自律神経の乱れによる症状が現れました。

精神的な緊張状態が続いているせいで、交感神経のスイッチがオフにならず、更に徹夜で無理やり交感神経を働かせる毎日。

そこに忙しさから鍼を受ける間隔が開いてしまっていたので、20代前半の若い体でもさすがに耐えきれなくなってしまったようです。

 

そこで、約一か月ぶりに身体を見てみると…。症状の訴えの割に身体の状態は悪くありません。

さすがの若さというものでしょうか。ただ、睡眠が取れているのかとれいないのかもわからないという事だったので、若さで考えるとかなり自律神経は乱れていると推測されました。

 

というわけで頚をしっかりと効かせた鍼をしたところ、翌日にはすっかり良くなったということでした。

若さって凄いですね。

※当ブログ内で紹介されている施術の効果には個人差があります。

 

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