鍼は痛い(ひびく)ほうが良いのですか?と訪ねられることが良くあります。

そういう時は、必ずしも響かないといけない訳ではないですよ。と答えています。

 

例えば、響きが苦手なこの患者様に対して響く鍼を無理やりした場合は、身体が緊張して治療後逆にしんどくなってしまうでしょうし、何よりも治療が嫌でもう来院しなくなるでしょう。

来院して頂くことが出来ないければ、当然治療もできませんから患者様の身体を良くすることはできませんから。

実際にこういう方は当院へご来院される患者様の中にも、結構いらっしゃいます。

では、当院ではこのような患者様に対してどのように治療して、どのような結果が出ているかというと、次のような感じです。

 

不妊治療で来院頂いている30代女性の患者様、この方は鍼の響きがとても苦手です。

というよりも、痛い・熱いが全て嫌というなかなか鍼灸師泣かせの患者様です。

 

来院当初は、肩こり・腰痛・むくみ・頭痛といった症状があったのですが、週一のペースで治療を受けて無痛の治療4回ほどで肩こり・頭痛は改善し、今では全くない状態です。

その後も同じように無痛治療をしてむくみが続いて改善したのですが、腰痛はなかなか改善しませんでした。

ですが、今では腰痛はその時の身体の使い方などで時々出てくるという身体の状態になっています。ちなみに月経痛も現在ほとんどない状態になっています。

 

というわけで、現在は時々出てくる腰痛に対して、その都度治療をしているわけですが鍼の響きによって治療効果が違ったりするのです。

 

鍼をまったく響かせないように治療をすると腰痛改善までに何回か治療が必要なのですが、この患者様が受ける事が出来る範囲で、少しだけ響く(身体が反応する)ように鍼をすると、一度で改善します。

 

というわけで、私の治療の場合は効かせようとするとどうしても響きが出てしまうため、響きがある方が良く効くことが多いです。

※当ブログ内で紹介されている施術の効果には個人差があります。

 

⇒少々響いても確実に治したい人はこちらから。