50代女性の患者様。

 

この方は他の鍼灸院で週に一度鍼治療とよもぎ蒸しを受けている方なのですが、最初はよもぎ蒸しだけをするために当院へ来院されました。

 

よもぎ蒸しのカウンセリングをしていると、かなりストレスが溜まっていて、首肩のこりから頭痛まで出ているとのことでした。

症状的に鍼の方が良い体の状態でしたから、鍼の方が○○さんの体には良いと思いますとお伝えしたところ、「私鍼が苦手なんです」とのこと。

 

「鍼は痛くて怖いんです」と患者さん。

 

「どこかで受けられたことがあるんですか?」とたずねると

 

「実は鍼は他のところで受けているんです」ということでした。

 

「それはいいですね!ちゃんと続けて受けてくださいね」と私。

私としては、鍼を受けていてくれるならそれで頭痛などは緩和されているでしょうから一安心というところでした。

 

それから3週間ほどはよもぎ蒸しのみでご来院頂いていたのですが、ある日「次の予約は鍼だけでお願いします。」とおっしゃられたのです。

 

私は思わず驚いて、「え?鍼ですか?」と再確認しましたが聴き間違いではなく、確かに鍼の方を予約してお帰りになられました。

 

そして、いよいよ鍼の予約の日。

改めて問診を行い、鍼が苦手という事について確認してみると、やはり痛いが嫌だということでした。

そこで、鍼の時に感じる痛みの種類と原因について説明をして、痛みが出来るだけでないようにコントロールできることを伝えて納得をしていただきました。

 

しっかりと納得していただいたものの、患者様の心はまだ半信半疑でしょうから、ここからが私の腕のみせどころ!

といっても、いつも通り初めての患者様へ治療するのと同じ内容で、痛くないように丁寧に治療するしました。
治療をはじめてからは、最初は緊張されていた患者様も痛くない事が分かってリラックスしたのか、日頃のストレスの内容を細かく話しておられました。

治療が終わった後は「スッキリしました!何か求めていたところにやっとたどり着いたような気分です!」と大満足でお帰りになられました。

※当ブログ内で紹介されている施術の効果には個人差があります。

 

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