仕事でデスクワークをしている人には肩こりが多い
この間も、長時間のデスクワークで肩がこって、マッサージに行っても楽にならなかった。という方が来院されました。
鍼灸治療後、すっかり症状が無くなるくらい楽になって喜んで頂けたのですが、実はこういう方は肩だけを治療してもあまり楽にならなかったりします。
「デスクワークから来る肩こり」その原因とは?
デスクワークで肩こりに悩んでいる方は、パソコンや書類・伝票の処理などをしているケースが多いです。仕事中の間、ずっと同じ姿勢を長時間続けていることが、肩こりなどの症状をを起こしている大きな原因の一つとなっています。
肩こりの原因となる姿勢
仕事中、椅子に座って、机にあるパソコンのキーボードに手を置いている、または字を書いたり伝票のチェックをしているなどの姿勢は、手が前にあるため肩が内側に入っています。
この姿勢は、肩甲骨が左右に開いた状態のままでほとんど動かさない為、肩甲骨まわりがこり固まりやすく、胸部の筋肉も縮こまっている状態です。
こうなると猫背になりがちとなり、また仕事中は体をほとんど動かさないのもあって、背中から腰にかけても筋肉が硬くなり、血流も悪くなってしまいます。(これがデスクワーク性の腰痛です)
また、太ももの裏側も常に圧迫されている状態のため、足への血流が悪くなり、足のむくみや冷えの原因となります。
そして、首もじっとモニターを見たり、下を向いて伝票を見たりしていますので、当然のようにこり固まり血流が悪くなります。
つまり、全身こり固まって血流が悪い状態なわけですね。
デスクワーク肩こりの治療ポイント
長々と話してきましたが、まとめると、デスクワークでの肩こりは、肩だけではなく、首から背中・肩甲骨周り・胸部・腰・太ももの裏といった部分への治療が症状改善のために重要ということです。