人間社会とストレス
現代はストレス社会であるとよく言われます。確かに、ストレスの無い人などほぼ存在しないと言っても良いくらいであり、鍼灸という仕事もまた、「ストレス」とは切り離せないものがあります。
そして、この「ストレス」は、もちろん肩こりや腰痛の大きな原因にもなります。
ストレスが体に与える影響
人間の体は、ストレスを感じると交感神経の働きが高まります。
交感神経は、運動などの活動をする時に働く神経です。つまり、「ストレス」という敵に対して体が戦闘モードに入る訳ですね。この交感神経には、血管を収縮させる働きがあるため、過剰に反応することで、筋肉などの血流低下を起こします。これがこりの原因の一つです。
ストレスがもたらすもう一つの原因
それは姿勢です。ストレスを感じて精神的に緊張状態にある人は、姿勢が悪くなりがちです。常に首や肩に力が入っていたり、背中を丸めて下を向きがちな姿勢になったりします。
こうなると、首・肩・腰への血流が悪くなり、筋肉・筋膜も硬くなりますからこりや痛みの原因となります。
ストレスがコリを生む原因を分かりやすく言うと、こんな感じです。
ストレスが起こす悪循環
体がしんどいと、ストレスに対する抵抗力も落ちますし、ストレス発散のために遊びにいったり、スポーツをしたり、という行動も起こしにくくなります。
そうなると、余計ストレスが溜まっていくという悪循環にも陥ってしまいます。
こうなってしまっている人は、体を楽な状態にしてあげることが、ストレスの悪循環から抜けだすきっかけとなります。
思い当たる人は、まず最初に体のケアをしてあげてくださいね。
その時にはもちろん、鍼灸治療がお勧めですよ(笑)
⇒ストレスで乱れた自律神経を整えることを得意とした鍼灸治療はこちら