今回はスムーズに改善した腰痛の症例を二つ報告したいと思います。

【患者】

30代男性、サラリーマン、肉体労働、デスクワーク、長時間運転

 

【症状】

仕事上、重い荷物を持ち上げる事、運ぶことが多くまた、工具類などが入った結構重量のあるカバンを仕事中は常に腰にぶら下げているので腰への負担が大きく、仕事中に腰が痛く、酷くならないか不安に感じながら仕事をしている。

車の運転をすることも多く、デスクワークもあるためそれらも腰が辛い。

 

【病態把握】

仕事による腰部への過負荷が原因となっておこっている痛み。常に緊張を強いられていることにより、腰部筋を支配している自律神経の調節が上手くいかない状態になっているため、腰部の筋緊張が強く、腰部筋肉の硬化・血流の低下が考えられる。

 

【治療】

腰部筋群の緊張緩和・血流改善・自律神経調節目的の治療

 

【経過】

初回治療後⇒直後はあまり変化無し

2回目来院時⇒腰はかなり楽で、痛みは半分くらいまで減っている。仕事中の不安がだいぶ減った。

3回目来院時⇒腰の辛さはなくなった、仕事中も全く気にせず仕事を行えている。

その後も定期的に来院して現在も腰の不安は全くない状態を維持できている。

 

【まとめ】

仕事の負担からくる単純な筋疲労性の腰痛だったことと、患者が若く体力もあり、元々スポーツをしていて筋肉がしっかりしていたこともあって速やかな改善に至ったと考えられる。

※この報告は効果を保証するものではありません。当院の施術の効果は個人差があります。

 

続いて2例目

【患者】

60代男性、製造業、肉体労働

 

【症状】

ずっと昔から慢性的に軽い腰痛はあったもののマッサージや電気などの治療を受けていたので大丈夫だと思っていたが、5,6年前にぎっくり腰になり3日間動けなかった。その後は腰痛が悪化し慢性的に辛い状態となる。

その後も定期的にぎっくり腰を起こすようになっていたが、その都度整体院へ行って治療して改善していた。だが、整体院に通っているにもかかわらず違和感が常にあり、定期的にぎっくり腰を起こすので意味が無いと感じ当院へ来院。

今回は腰の重さを感じていたが特に治療せずにいたところ、仕事中に12,3キロの荷物を床へ置いた時に腰にピキッと痛みが走りいつものギックリ腰を発症。

当日はかなりの痛みで動くのが辛かったが、翌日は起床時に何とか起き上がることができた。咳・くしゃみで痛みがひびく。

 

【病態把握】

仕事による負荷が長年にわたり続いていることから来る慢性腰痛。

腰部の筋肉が仕事中は持続的に緊張状態にあることが推測され、その結果腰部筋群が硬くなり、血流も悪くなっている状態。

今回の痛みはその硬くなった筋肉・筋膜の組織が部分的に損傷したものの、翌日には改善傾向がみられたため、損傷の程度は軽いと推測される。

だが、受傷のベースとして慢性的な疲労状態があるため、それを改善する必要がある。

 

【経過】

1回目治療後⇒少しまし程度

2回目来院時⇒治療後よく寝ることができて、翌朝も少し痛みはあるものの半分以下ぐらいになっていた。5分くらい座っていると腰全体が重だるく、立とうとしたときにすっと腰が伸びない

3回目来院時⇒重だるさは依然としてあるものの起床時の痛みは更に改善、以前から感じていた足先の冷えと胃を押さえた時の痛みが無くなった。前回の治療後はとても楽だったがすぐに戻った。

4回目来院時⇒以前からあった腰外側の痛みが出現。全体的な痛みは無くなった。最初に比べると痛みの程度は2,3割。

以降、5・6・7回と治療を続けて徐々に症状改善。

8回目来院時⇒仕事をしていなければ痛みは無くなった。仕事中も最初に比べると0~1割程度の痛み。

この後も通院ペースを徐々に開けながら来院し今では腰の症状は無くなっている。腰の状態の維持とその他の部分の治療を目的として定期的に来院。

 

【まとめ】

長年の慢性的な疲労があり、症状が無くなるまでには少し時間を要したものの、指示した通りに通院して頂けたので非常にスムーズに改善に至った。

※この報告は効果を保証するものではありません。当院の施術の効果は個人差があります。

 

⇒腰痛があって当たり前だと思っている人、その辛い痛みやだるさから解放されたい人はこちらから