通勤途中に電話がなり、見てみると院からの転送でした。

 

電話に出ると、不妊治療で来院中のアラフォーの患者さんで、「先生なんか妊娠したみたい」との声が！

「おぉっ！？（妊娠）きましたか！」とテンションの上がる私とは違い、患者さんの声は何故か暗い。

 

「めちゃくちゃ体調悪くて、ふらつきが酷くて自転車に乗れないから明日の予約はキャンセルでお願いします。」

どうやら声の暗さは体調不良によるもののようで。

 

確かに、今月は高温期に入った時から体調不良を訴えておられました。

私は、「いつもと体調が違うから妊娠してるんじゃないのー？（笑）」と言っていましたが、患者さん自身は「基礎体温低いし、違うと思う」と諦めモードでした。

ですが、その後も高温期は持続していたようで今回の報告となったわけです。

 

患者さん自身は「まだどうなるかわからないし。」とまだまだ安心はしていない様子。

それは私も同意見で、妊娠初期は自然流産の確率が一番高い時期で、全く何もない健康な若い夫婦が妊娠したとしても、十数パーセントの確率で自然流産は起こります。

それ以外にも、子宮外妊娠の可能性も少ないながらもありますから、今回もまだまだ安心できないとお互い思っている訳です。

 

ですが、私の本心は妊娠したのをおめでとうと何回も言いたい！！

 

早く言いたい！！

 

妊娠おめでとうと早く言ーいたいー。©レイザーラモンRG

 

という気持ちをぐっと押さえて、「そうですねえ、まだわからんからね。分かってると思うけど、しんどい時は無理せずに仕事も休ませてもらうようにね。」というにとどめておきました。

 

妊娠初期の体調不良は個人差がありますが、今回の患者さんはかなりひどく出ているようで、その症状は全身のだるさ、ふらつき、のぼせ、腹痛などです。

 

腹痛は高温期に入ってからの治療後落ち着いたようなのですが、今はのぼせの症状が更に進んでふらつきになっているのではないかと推測しています。

 

これらの症状は妊娠したことによるホルモンバランスの変化によるものなので心配はいらないのでしょうが、当の本人は妊娠はしたけど体調悪いから不安を感じておられるのだと思います。

 

産科を受診するまでは分かりませんが、無事正常妊娠で、順調に育つことを祈るばかりです。

 

妊娠おめでとうと早く言ーいたいー。©レイザーラモンRG　←（くどい）

 

※当院の治療効果には個人差があります。

 

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