60代の患者様です。
最初は仕事による負担からくる何十年も前からの腰痛でご来院いただきました。
治療開始して一か月の間に徐々に楽になっていき、その後も続けて治療を続けたところ今では腰の不安は一切無くなっています。
だいたい治療を週一ペースで一か月続けて頂いた頃で症状は出たりでなかったりですが、調子の良い時は7,8割減となっていました。
その後も週一ペースで来院し、2か月目からは2週に1回のペースの来院にステップアップしました。
3か月目からは3週に一回へと更に治療間隔を開けて来院となっています。
その後は症状が悪化した時には来院ペースを狭めて2週続けて来院したりとその時の身体の状態を見ながら調整して継続来院して頂き、現在9か月目に入っています。
その患者様に今回治療した時に、鍼に対する身体の反応が素晴らしく良く、身体が変化して根本的に変わったことをお互い実感するということがありました。
具体的にどのような反応が出るかというと、まず最初に自律神経の調子を整えるように、下準備的に数か所に鍼を置いておくのですが、その時に患者様の身体がとても温まります。
患者様自身も、「身体がポカポカして、足の先まで温かくなる」とおっしゃられます。
次に、鍼をしているとお腹がなります。鍼をするとお腹がなるのは、自律神経のバランスが整い、副交感神経が優位になるために起こります。
後、この患者様は鼻炎の症状も強くあるのですが、来院してすぐはかなり鼻水が出て、鼻がぐずぐずとしています。
それが、鍼の治療をしているうちに、徐々に鼻水が止まり、鼻がスーッと通るという変化が出てきます。
これらの体の変化は、特別意識してそのように反応させようとして治療している訳ではなく、患者様に対していつもの腰痛治療をしていると自然に起こってくる反応です。
つまり、鍼をしっかりと続けていると、鍼をしたとたんに自律神経のバランスが反射的に整う訳ですね。
※当ブログ内で紹介されている施術の効果には個人差があります。
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