40代の女性の患者様。
この方は昨年9月からご来院頂いていて、最初に来られた時の症状は、肩こり、頭痛、めまいでしたが週一ペースで通院していただき徐々に症状が改善し、その後2週に一度のペースとなり、次に3週に一度となって、今年に入ってからは月に一度のペースで体調管理的に継続来院して頂いています。
現在では、仕事が忙しい時に月に一度軽い頭痛があるかないかで、肩のこりなどがあっても翌日には治っているという、根本的に治った状態になっておられます。
今回ご来院頂いた時に、身体を見てみると、首肩はいつも通り良い状態を維持できていたのですが、背中がどうにも張りが強く、特に胃腸の部分での反応が強くでていました。
そこで、「胃腸のツボの反応が強く出てるんですけど、胃腸疲れてませんか?」と訪ねたところ、「最近飲み会が続いてるんです。」ということでした。
症状としては、胃の不快感、もたれ、食欲低下などがあり、それに加えてお酒による睡眠の質の低下もありました。
アルコールを摂取すると、寝つきやすくはなるのですが、寝つきとは逆に睡眠の質は低下していまします。ですから、飲み会が続くと寝てはいても普段ほど身体は回復しないという状況が続き、徐々に自律神経が乱れてきて胃の働きが落ち、先ほど述べたような胃の症状が現れてきます。そうなると、更に自律神経が乱れやすくなるという悪いサイクルに入ってしまうのです。
まあ、実際のところは飲み会が永遠に続くわけではありませんから、その時にリセットされて徐々に元通りになるのですが、この時に疲労が溜まっているとなかなか回復せずに、最悪の場合どんどん悪くなっていってしまうという事もある訳ですね。
もしこうなってしまった場合は、鍼で治療をして自律神経の乱れを整え、胃腸が良く働く・睡眠の質が良くなる身体の状態を作ってあげることが大切です。
今回の患者様も、胃腸の疲れがありましたから、胃腸の調子を整える治療をメインに行いました。当然、自律神経の働きも整うので、しっかりと睡眠をとって貰えばバッチリ回復して頂けると思います。
※当ブログ内で紹介されている施術の効果には個人差があります。
⇒飲み会が続いていて疲れがとれにくくなっている身体を治す方法はこちらから。