当院へ不妊治療で通われている患者様のうち、タイミングでの妊娠を希望で来院されている方が不妊治療のステップアップをするべきかどうかというところで悩んでおられました。
不妊治療のステップアップというのは、まず最初にタイミング療法を数ヶ月行って、それで授からなければ、次は人工受精(男性から採取した精液の中で元気な精子を選りすぐったものを子宮に戻す)へと進みます。それも数回行ったけど授からなかった場合は、体外受精というのが一般的な不妊治療の段階です。
当院へいらっしゃる方は、不妊治療を続けていたけど授からないので、とりあえず一回病院はお休みして、自分の身体の状態を良くしよう。という方と、体外受精をすることに決めたので、とにかくそれまでに身体の状態を少しでも良くしたい。だいたいはこの二つのパターンに分かれます。
今回はタイミングの方のお話なのですが、当院へ通われて半年が過ぎた頃から、もう一度クリニックに行って人工受精なり、体外なりを考えたほうが良いのでは?と悩まれる方が多く、だいたい皆さん同じ時期にそのような心境になるようです。
当院へ通われている方はアラフォーの方が多く、時間的にもタイムリミットが迫ってきているというなかで、どうするべきなのか?というのは非常に難しい問題です。ぶっちゃけたところ、「お金に余裕がめちゃくちゃあればスグにでも体外受精をする」というのは皆さん同じですが、体外受精は自費で数十万円かかるもの(大阪市は初回30万円の助成あり)ですので、悩むのも当然です。
ですから、年齢や収入などを考えた上で体外受精はするかしないかの相談にのっています。
ただ一つ言えることは、結局授からないままに年を取って、じゃあもういよいよ体外をしようかと考えた時に、もう年齢的に無理ですと言われることだけは避けないといけません。
なので、私は初めてご来院頂いた時に、年齢的なものを考えて体外受精をするという選択肢もしっかりと考えておくようにお伝えしています。
※当ブログ内で紹介されている施術の効果には個人差があります。
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