8か月の女の子のお子さん。

 

夜寝付いてからも日が変わるくらいまでに2回ほど夜泣きをして、それ以降も1~2時間半置きに夜泣きで泣き叫ぶというのが毎日続いているため、お母さんはもうヘロヘロでかなり辛い状態。

その他にも、癇癪をおこして髪の毛や耳を引っ張ったり口の中をひっかいたりと、かなりかんむし症状が強いということで小児はりにやってきました。

 

身体の状態を診てみると、一見特別問題は無いようにみえるものの、グル音(お腹の音が)弱くなっているため、腸の働きが落ちている様子。

便の状態を聞いてみると、一日一回出るか出ないかで、出たとしても鹿のうんちのようなコロコロの便が出る程度とのこと。

これは便通が悪いことが各症状の大きな原因の一つと感じたので、お腹をしっかりと動かして普通のうんちが出るようにお腹の働きを良くすることを重点に小児はりで治療をしました。

治療後はグル音も良く聞こえるようになり、しっかりとお腹が動き始めていたので、うんちの状態と夜泣きの状態をしっかり診ておいてもらうように伝えて初回の治療は終了しました。

 

3日後に2回目の治療の時に変化を聞いてみると、あまり変化はないということでしたが、鹿のうんち状ながらも便が2回になったという変化はあり。

 

更にその2日後に3回目の治療の時には、前日は10時半から朝までぐっすり寝たという変化が!ただ、鼻かぜを引いて鼻水がじゅるじゅるの状態になっていてそのせいなのかはっきりしないという状態。

そこからは連続であと2回治療することとし、翌日、4回目の治療の時には同じく朝までぐっすり寝て、便通も2回、コロコロと普通便が出てそのあとは普通便が2回出ているという状態に。

 

5回目の以降は3日に一度の来院ペースとして、1回夜泣きがあり便通はだいたい整っているという状態に。

 

ただ、都合により5日間来院が開いた今回は夜泣きが4回に増え、便通も悪化してしまっていました。

 

このように、赤ちゃんに夜泣きと便通は関連している状態が良くあります。

ただ、このようなケースの場合は、便通が良くなればそれに伴って夜泣きも改善するケースが多いため、お通じを良くするために小児はりを続けることで徐々に良化していくことでしょう。

※当ブログ内で紹介されている施術の効果には個人差があります。

 

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