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温温鍼灸院

  • 2018/10/06
  • 頭痛

頭痛治療が得意な鍼灸師が使うツボはこれ!【新人鍼灸師に送る】

頭痛のツボを知りたくて検索をする人が結構いるようです。

大体調べて出てくるのは頭のてっぺんの「百会」や手の親指と一指し指の間の「合谷」、眉毛の付け根の「攅竹」などが多いですね。

確かにこれらのツボは自分で押したりするには良いツボだと思います。

実際に「合谷」なんかは押していると手の橈骨神経を通じて頚や肩の筋肉が少し緩むのが分かりますし、軽い緊張性頭痛なら十分効果が期待できます。


ただ今回は、一般の方向けではなく、頭痛が治せなくて困って検索をかけた同業者の若人に対して少し書きたいと思います。


ネットで調べるとセルフケアのツボばかり出てきて、そこを治療に使っている人も多いと思いますが、遠隔部位が多く、即効性と治療効果はイマイチで悩んでいたりするんではないでしょうか?


はっきり言いますが、そんな考えで治療をしていてはいけません。


その患者さんの頭痛がどのような原因で起こっているのか、精神的なストレス性なのか筋緊張性なのかそれとも頭蓋内の問題なのか。

そういった見立てをせずに、思考停止で調べて出て来た頭痛のツボを使う。

その様なことでは治せません。

もし、今までそういった考えで治療していた人が今この記事を読んでいるのなら、反省して一度頭痛についてしっかり勉強しなおしましょうね!


絶対に聞いておかないといけないポイントは、今までに感じたことのない痛みなのか。我慢できないほどの痛みなのか。吐き気は伴っているのか。

バットで殴られたような衝撃を感じたか。などです。これらは、頭蓋骨内の出血の可能性を示唆するものですから、しっかり確認しましょう。

もし、何か当てはまるようなものがあれば、仰向けに寝てもらったあと、下を向いてもらい項部硬直の有無を確認しましょう。

このとき、頭や首だけでなく、腰や足に症状が出る時もあるので要注意です。


しっかり確認して、問題の無い頭痛であるなら鍼は物凄く良く効きますので、自信をもって治療しましょう。

ただ、刺激量だけは注意して丁寧で繊細な治療を心がけましょう。


さて今回の本題ですが、私が一番重要だと思う、良く使うツボは「風池」です。

次点で「天柱」ですね。

ド定番の2穴ですが、丁寧で繊細な治療を行えば本当に抜群の治療効果を発揮するツボですから、ちゃんと出来ているか一度自分の手技を見直して治療をしてみてください。

あともう一つ、側頚部に対する治療もめちゃくちゃ有効です。

ただここは筋も薄く過敏なところでもあるので、技術に自信が無いのなら雀啄はせずに置鍼だけにしておいてください。

下手に強刺激をすると翌日に寝違いみたいに首が回らなくなりますからね!


今回の記事を読んで、若手の方は一人でも多くの患者さんを笑顔にしてください!

実際にどんな感じで治療をしてるのか記事だけではなく気になる人は、私の治療を受けに来てください。細かくレクチャーしますよ(笑)

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