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- 2020/02/01
- 上肢の症状,当院の治療結果,頚・肩のコリ、痛み
頸肩腕症候群(左手のしびれ)・50代男性【症例】
左手のしびれ、首肩背中のコリ痛みを訴える50代男性の患者様。
いきつけの整骨院に行っても全く変わらず、かなり困っておられる様子。
初来院時は上を見るために首を少し曲げただけで左手全体にしびれが出る状態でした。
いろいろ検査をした結果はおそらく頸肩腕症候群で首の骨の間から出ている神経に筋肉の緊張や周囲の組織のむくみなどで圧迫が起こっているのであろうと考えられました。
経験上、治療をするたびに良くなり大体4,5回でしびれが出なくなることが多い症状です。
というわけでさっそく治療を開始。
1回目は初めてなので左首を中心に細い鍼で軽めの刺激で行いました。直後効果は上を向いても少しの間はしびれが出なくなるという結果。
こういった変化があった場合、次に来た時にはそこそこ改善していることが多いです。
というわけで、改善して喜んでいただける姿を楽しみに2回目の来院を待っていました。
2回目の時点ではしびれが半減していました。しびれの範囲が変化し、親指と人差し指に感じるようになっている状態。
これは思い通り(にやり)
この調子ならどんどん良くなっていくはず。
と思っていたのに、3回目来院時には2回目から変わらず…思ったほどの改善が見られませんでした。
そのまま引き続いて4回目も少し改善程度にとどまっている…。
これは予想外。
なので、4回目は鍼をしてしびれが誘発されるポイントを徹底的に探し重点的に治療することに。
結果これがばっちりはまり、5回目にはしびれが大幅に改善。
日常生活でしびれを感じることが無くなりました。
途中で停滞があったものの、結局のところ5回の少ない回数で結果が出た症例でした。
ちなみに、この方はその後左背中のこりやハリが気になるようになり、継続して来院されておられます。
※ブログの内容は当院の治療の効果を保証するものではありません。